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暗号通貨(暗号資産・仮想通貨)ALISとは
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ALISは「信頼できるコンテンツ」に出会える事を目的としたコンテンツプラットフォーム及び、プラットフォーム内部で使用されるトークン。

現在WEB上に存在するフリーミアムコンテンツは、その収益の多くを「広告」に頼っている。収益を上げるためにはより多くの人にコンテンツを届け、クリックしてもらわなければならない。そして、広告の収益の最適化は必ずしも、コンテンツのクオリティの向上に直結しない。ALISはそのような課題に立脚し、良質なコンテンツの作成が、直接に収益に繋がるようなプラットフォームを創造しようとしている。

0.概要 | 暗号通貨ALIS(アリス)とは

前提

暗号通貨(暗号資産・仮想通貨) ALISは、プロトコル系通貨であるイーサリアム(Ethereum)上に作られたアプリケーションである。そして、そのアプリケーション内通貨としてALISというトークン(ERC20 Token)が存在する。

ALISという言葉は、①ALISというアプリケーション自体そのものと、②アプリケーション内部のALISトークン、どちらも指している。これは文脈で異なってくるため、注意してほしい。(本文中では、アプリケーション自体をALISと表記し、アプリケーションのトークンとしてのALISはALISトークン、と表記する。)

ALISは「コンテンツを評価した者」と「多くの評価を集めたコンテンツクリエイター」にインセンティブを支払うコンテンツプラットフォーム

ALISを一言で噛み砕くと「いいね駆動のコンテンツプラットフォーム」であるといえる。記事形式のコンテンツを集積し、そこに掲載されているコンテンツに対しユーザーに「いいね」をさせることコンテンツ作成者に収益をもたらすことができる。

ALIS上では「いいね」の数をコンテンツの質を評価した定量的な値とみなしており、「いいね」の数が多ければ多いほど、プラットフォーム上の目立つ場所にコンテンツを配置する。

それによりユーザーが「信頼できるコンテンツ」に出会える確率を増やす、という仕掛けとなっている。

ALISトークンは、「いいね」をいち早く押した人および、「いいね」を受け取ったクリエイターの両者に分配される仕組みとなっており、そのALISトークンのインセンティブこそが、信頼できるコンテンツでプラットフォームを満たすということを担保する、という構造になっている。



「いいね」を多く持ったものが、より目立つ位置に配置される。


1. 課題 | ALISが根ざした課題

ALISはもともと海外のプロジェクトであるSteemitに刺激を受け、発足している。そこを元に、プロジェクトチームが独自の課題を根ざして、始まっている。

課題❶.インターネットに流通する無料のコンテンツ群の多くは、その収益を「広告」に頼っている。

広告に頼るということは、自身のコンテンツを広告と抱き合わせでより多くの人に見せ、そして広告をより多くクリックしてもらう必要がある、という事を意味する。

今でこそGoogleは良質なコンテンツを検索結果上位にインデックスさせる、という事を公言してはいるものの、単純に良質なコンテンツを作成したからといって、作成したコンテンツが検索結果上位に表示されるかといえばそうとは限らない。

いくら良質なコンテンツを作ったとしても、適正な場所で適正な方法で記事を流通させなければ誰にも見てもらえない。

課題❷.流入チャネルの大半をSEOに依存してしまっている。

名だたるメガベンチャーやスタートアップが生み出すメディアの多くは、いわゆる基本的な【SEO対策】を入念に実施し、かつそれも継続的に行うことによって、自身のサービスのコンテンツをなんとか検索結果上位に維持しようとしている。大きなお金を生み出す某不動産サービスに至っては、専門のSEOエンジニアリングチームを内部に持ち、容赦ないPDCAを回すことによってその競争力を維持している。大きな金額を生み出すような分野ほど、小手先の技術というよりは資本の殴り合いという側面をもっており、もちろん到底個人が太刀打ちできる領域ではない。(もちろん、その分野のニッチニーズは別)

つまり自分がいくら良質なコンテンツを生み出した、努力をした、あるいは特定のヌーズがある読み手を考えた、としてそれに満足したとしても、収益をあげる上でいまやSEO対策は避けては通れない基礎知識であり、分野によっては資本力の勝負となっている。ニーズ・ターゲット・検索ボリュームを見極めた上で作成しない限り、コンテンツを読んでもらうことすら難しい状況となっている。

2018年現在におけるコンテンツクリエイターにとって、コンテンツを作成しそのコンテンツで収益をあげるには、クリアしなければいけない最低限の条件が多く、「あまりにもコンテンツの作成以外にかけるべきコストが大きすぎる」という大きな問題が横たわっている。

課題❸.記事作成者の信頼度が明確でないため、難しい情報ほど記事を信用していいのか難しい。

インターネットに流通する記事に対して、真偽を見極める決め手となるような手段が現状ない。専門的な話題であればあるほど、読者は嘘かどうかを判別することが難しくなる。現状であれば、URLをTwitterなどのSNSで検索し、嘘かどうかを判別するといった方法しかない。

Googleでは、書き手のオーソリティ(権威)によって、記事の信頼度を評価しようとしている。2018/08/01のアップデートによって、E-A-T(Expertise, Authoritativeness, Trustworthy)という概念をアルゴリズムに組み込んだと公表。これは、記事の作成者の社会的評価を鑑みて、検索結果の記事位置に変動を加えるといったものである。

ALISもその意味で似たようなアプローチでこの問題を解決しようとしている。抜本的な解決ではないが、ALISでは「記事に対する信頼」を「いいね」による数で評価しようと試みている。

課題まとめ |ALISが根ざした3つの課題

  • 課題❶.インターネットに流通する無料のコンテンツ群の多くは、その収益を「広告」に頼っている。
  • 課題❷.世の中のコンテンツの多くは、流入チャネルの大半をSEOに依存してしまっている。
  • 課題❸.記事作成者の信頼度が明確でないため、難しい情報ほど記事を信用していいのか難しい。


2.解決策 | ALISの解決策

解決策❶. 信頼できるコンテンツに出会えるようにする。コンテンツの評価する仕組みを実装したプラットプラットフォームをリリース。評価の高いコンテンツが参照されやすい構造に。

ALISには、全てのコンテンツに、コンテンツ評価をする機能が実装されており、コンテンツの評価数に応じて、人の目に届きやすい位置にコンテンツが表示されるという仕掛けになっている。

Googleの検索であれば、適正なコンテンツ量と滞在時間、そして過去からどのくらい活動が続いてきたのか、ということがコンテンツの評価軸となるが、ALISでは純粋に人からの評価のみでそのコンテンツの良さが決まるという構造

それだけでコンテンツの良し悪しが決まるのか?という疑問が浮かぶが、それに対しては、テーマを絞って、かつ半分クローズドで運用することで現状「評価者の質」を保とうとしていると思われる。現在のテーマは仮想通貨(暗号通貨)・グルメ・御朱印といったカテゴリのみ。

(これだけで果たして本当により良いコンテンツが表示されるのか?生まれうるのか?という疑問は浮かぶ。現在β版にて走りながら仕組みを整えている段階だと思われるので今後の進化を期待してみていきたい🤗)

解決策❷.コンテンツの良さを収益に直結させる。コンテンツの評価した人と、多くの評価を得たコンテンツにALISトークンを配布。良質なコンテンツが直接的な収益に結びつくように。

ALISは、コンテンツの「質」自体が直接収益に結びつくような構造を作っている。

広告やアフィリエイトを収益元にしたコンテンツ提供のスキームでは、コンテンツの「質」は間接的に収益の変数とはなりうるが、広告を見せたり、クリックさせることによって初めて収益が成り立つ構造。「質」は直接的な収益とはならない。

ALISでは、コンテンツの「質」こそが、収益に直結する。評価(「いいね」)の数に応じて、ALISトークンが分配されるという構造になっている。

また評価者にもALISトークンが配布される仕組みになっており、多くの評価を集めたコンテンツに対して一番最初に評価 (「いいね」)をしたユーザーにトークンが支払われる仕組みとなっている。評価者にもインセンティブを与えることによって、コンテンツが評価される循環が回るように設計されている。

解決策❶/❷を通じ、広告設計やSEOなど本質外の作業の負担を減らし、質にフォーカスしたコンテンツが流通する世界の構築を目指している。

解決策❶では、評価を基軸としたコンテンツ露出の仕組みを整えることによって、コンテンツの質を評価し、かつ質の高いコンテンツが多くの人の目に触れられるようなプラットフォームを作り試みていることを説明した。

解決策❷では、さらにコンテンツの質が収益に直結する構造を作り、かつ評価者にもALISトークンを付与することにより、評価のサイクルが回るような設計をしていることも説明した。

ALISではこの二つの解決策を通し、コンテンツ製作者の本質的ではない作業の負担を減らし、質にフォーカスしてコンテンツ作成に集中できる環境を整えようとしている。それにより、質の高いコンテンツが流通し、それによって収益をあげることができる世界を目指そうとしている。

また将来的なALISのビジョンとして、コンテンツ作成(記事作成)だけに限らない、あらゆる仕事を対象にして、評価経済を作ろうとしている。「組織」ではなく「個」に信頼を蓄積できる仕組みを整えることで、企業に依存せずに「個」が様々な仕事に従事できる世界を目指すことを目指している

3.市場規模 | ALISが狙うマーケットデータ

  • 2017年の予測データ:メディア系22.6兆円の市場
    (WP記載) 22.6兆円の市場の内訳:SNS 5.6 兆円 / Webメディア17兆円

4.懸念点 | ALISの懸念ポイント

  • noteやシナプスなどの課金メディアとの差別化
    既存サービスの勢力が大きい。ブロックチェーンの価格変動などを味方につけて差別化ができるか。
  • 評価の定量化だけで信頼指標が成立するか
    「いいね」に強くフォーカスしたバズ狙いコンテンツが蔓延らないか?
  • SEO以外の流入チャネルをどう設計するか
    SEOの影響度を弱めた力学を設計しないと結局SEO最適化記事が勝ってしまう。

5.評価点 | ALISの評価ポイント

  • 他国サービスの国内事業展開の参入障壁が高い
    改正資金決済法の壁と言語の壁で国内の事業展開が守られている。
  • ライターだけでなく記事評価者にもトークン報酬。
    プラットフォーム参加のターゲットユーザーが広い。

    書くだけでなくハードルの低い「いいね」にもトークン報酬
  • 創業者がリクルート出身 テクノロジー偏重しすぎず巧みなビジネスアライアンスにも期待できるかも。
    なお、2018年9月にALISとマイクロソフトで投げ銭に関する共同研究プロジェクトの立ち上げがプレスリリースされた。

6.補足

  • ALISは評価者とコンテンツ作成者は申し込みが必要(クローズドベータ形式)
  • 評価にはALISへのログインが必要。(匿名は不可)

7.まとめ

ALISは、現状のコンテンツ流通の煩雑さやめんどくささ、コンテンツに対しての信頼性に課題を根ざしている。そして、解決策として評価ベースのコンテンツ露出ロジックと、評価によるトークンエコノミーを設計している。

一方、クローズドコミュニティのよる評価のみでは、コンテンツの信頼は担保できないのでは?といった懸念がある。

クローズドベータによる展開によって、何が学ばれて、そしてどう実装されていくのか、ALISが企むトークンエコノミーを楽しみに注視していきたい。

これにて本文は終わりです

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