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暗号通貨 Neuromationとは
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Neuromation(ニューロメーション)とは、AI格差を解消するための開かれた市場を作ることを目的とした、機械学習のための分散コンピューティングプラットフォーム。

AIを実装するためにはデータが必要。いまデータを持つ者と持たざる者との格差が広がりつつある。Neuromationはそういったデータの格差をなくすために、AIを企業に導入できるようにするためのサービスを提供。

0.前提 | Neuromation, NTKトークン

Neuromationプラットフォームとは

Neuromationは、AI(自動化プロセス)にまつわるデータや、データの加工、学習モデルを販売したり購入できるプラットフォームである。

昨今増えている「AI x Blockchain」といった種類のプロジェクトである。

Neuromationプラットフォーム上の「NTKトークン」とは

そして、それらの購入にはNTKトークンが使われる。これはEthererumで作られたトークンである。このトークンがよくみる取引所で取引されている「NTK」である。

また、自動化プロセス作成のための「機械学習」や「ディープラーニング」で使われる学習資源、つまりGPUを提供することによってNTKトークンを獲得できるという、分散コンピューティングのような仕組みもプラットフォームに内包している。

1. 課題 | Neuromationが根ざす課題とは

データ資本主義の時代

データを内部に貯めることができる仕組みをできる企業とそうでない企業の、企業成長における格差は今後ますます広がっていくと予測される。単純にデータがあれば、どんなファクターが売り上げを産み、何が無駄かがわかる。そして、今社会で注目を集める「AI」は、これらのデータを元にして生み出される。

「AI」の一分野である「機械学習」や「ディープラーニング」という技術は、平たく言うと莫大な量のデータを元に特定の作業の「自動化プロセス」をつくるといったものであり、その「自動化プロセス」をつくるためには元となる莫大なデータが必要となる。

GoogleやAmazonといった企業は、この元となるユーザーの行動動線データを膨大に所有しており、これらのデータを元に「自動化プロセス」を生み出し、既存の企業が人間で行なっているあらゆる市場を、根こそぎ刈り取っていく事ができうる力を持つ。自動化プロセスが完成すると言うことはすなわち、余ったリソースを他の顧客満足のリサーチのために投入できるという事も意味している。より高い顧客満足度を実現したサービスを提供し、その市場の寡占を行う権利を獲得できる。

そして恐ろしいことに、それだけでなく、余剰リソースを他の事業に投資することもできる。データを活用する知識を横展開し、コングロマリット的にあらゆる市場を飲み込む事が可能になる。資本を持つものがより大きな資本を手に入れることができる現在の資本主義の法則よろしく、データ資本主義においては、データを持つ者がより多くのデータを確保し強くなっていくという法則の元、世界は進んでいく。

一方、データを貯める機構を持たない企業は、データに基づく的確な業務分析はままならないのはもちろんのこと、データを活用した「AI≒自動化プロセス」の構築も難しいものとなっている。

Neuromation(ニューロメーション)はこう言ったデータを持たない企業と、データを持つ企業との格差を埋めようとしている。

そしてデータ自体も実は扱いが結構面倒臭い問題

実は集積したデータはそのままではAI構築(自動化プロセス構築)に使えない。データは様々な工程を得てはじめて使えるようになる。機械学習やディープラーニングでは、データの「前処理」は必須である。この「前処理」や、それ以前に前処理をなるべく減らすための、データの取得にもノウハウが必要なのである。

Neuromation(ニューロメーション)はこうしたデータをAIに活用できない企業に対して、格差を無くすべく、ブロックチェーンを活用したAIプラットフォームを構築しようとしている。

2.解決策 | Neuromationの解決策とは

Neuromationはブロックチェーンを利用し、「開かれたAIマーケットを開設しAI利用に必要な各種機能を提供するプラットフォーム」を構築しようとしている。

具体的にできる事は下記となる。

  • データ作成をシステムで請負、提供。
  • 時間のかかる加工済みデータを販売する。
  • 学習モデル(AI)自体も販売する。

かいつまむところ、AI(自動化プロセス)の元となる加工済みデータを販売したり、あるいはそもそも蓄積できていないデータ作成をプラットフォーム経由で代行することにより、AI導入ができない企業の導入ハードルをぐっと下げることを、プラットフォームを通して実現しようとしている。

Neuromation(ニューロメーション)プラットフォーム全図

このプラットフォームでやりとりされる、データ作成依頼、加工済みデータ、学習モデルをNTKトークンで支払う仕組みとなっている。

またこれらのAIの学習を実行するための計算資源を提供することによりNTKトークンを受け取ることができる、インセンティブ付きの分散コンピューティングの仕組みも内包している。

Neuromation(ニューロメーション)はこのように、AI(自動化プロセス)作成に必要な各種資源にアクセスできるようにし、拡大するデータ格差を縮小しようとしている。

3.懸念点 | Neuromationの懸念点

  • AWS / GCPなどの既存のサービス(IaaS)との差別化。
    高い開発体験を備えるこれらに対して、安い・早い・便利のどれを訴求することができるのか。
  • クライアントの求める学習データを果たして提供できるか。
    学習モデルの修正対応などクライアントのカスタマイズニーズをプラットフォームが担保できるのか

4.評価点 | Neuromationの評価点

  • 膨大な工数がかかる学習データに、より多くの企業が触れることができる機会を提供する点
    機械学習のデータは未加工のままでは使えず、前処理に時間を要するのが常。
  • データを収集できる企業は限られており、AIを扱えるユーザーを増やすというアプローチには大義がある
  • 小売・産業自動化・医療・バイオ・製薬分野をカバーした自社のラボを開設。プラットフォームを提供するだけでなく、クライアントに自らAIサービスを提供。

5.まとめ

Neuromation(ニューロメーション)は、データ資本主義における、データを持つものと持たざる者の格差をなくすという大義名分を持った、AIプラットフォームを展開するプロジェクトである。いわゆる「AI x Blockchain」という掛け合わせ属性のジャンルの銘柄である。

Neuromationは、自身のプラットフォーム上で、AI(自動化プロセス)構築に必要な、データセット、加工済みデータ、学習モデルを販売する。その売買にはEthereumベースのNTKトークンが用いられる。

またそれらを学習させるための計算資源(GPU)を提供することで、NTKトークンを得ることもできる分散コンピューティングのような仕組みも持つ。

一方で大義名分は素晴らしいものの、展示やホワイトペーパーなどで示される活用事例が、TenserflowというGoogle製サービスやCaffeの機械学習初学者向けカリキュラムで学習できるような事例しかまだ見受けられず、MLエンジニアでなくとも容易にキャッチアップが可能なことが想像できる事例が目立つ。今後Neuromationしかできない、Neuromationだからこそできる、NTKだからこそ成り立つ、とったあっと言わせる事例の展開に期待していきたい。

これにて本文は終わりです

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