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DeFi - Decentralized Finance(デフィ/ディファイ)
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金融(賃借・デリバティブ・トレード等)を分散的に実現するプロジェクト群をDeFi(分散型金融)という。このページではDeFiの概要を紹介しながら、DeFiに分類されるプロジェクト群を紹介する。

分散型金融は、サイロ化された(各業務が縦に分断された)状態のレガシーなシステムを置き換えて、資産やサービスだれもがアクセスしやすいことを目指している。具体的なプロジェクトとしては、0x、Dharma、Set、Abacus、WalletConnectといったプロジェクトが挙げられる。

概要 | DeFiとは

荒っぽい解釈かもしれないが、DeFiを一言で説明するならば「プログラマブルな分散的な金融を実現するためのパーツ群」であると言える。

分散型金融Stackを構築し、サイロ化された(各業務が縦に分断された)状態のレガシーなシステムを置き換えて、資産やサービスだれもがアクセスしやすいことを目指している。

条件 | DeFiの条件

DeFiは下記の条件を満たす、オープンな"プロジェクト"を指している。
https://medium.com/set-protocol/announcing-defi-an-alliance-of-decentralized-finance-platforms-f9ac78c39fba からの引用によると

  • DeFiは分散されたブロックチェーン上に構築される
    The project is building on a decentralized blockchain
  • DeFiは金融産業である
    The project is in the finance industry
  • DeFiのコードはオープンソースである
    The project’s code is open source
  • DeFiプロジェクトは堅牢な開発コミュニティを持っている。
    The project includes a robust developer platform

種類一覧 | DeFiプレイヤー分類

DeFiのプレイヤーはこのまとめによると、大きく11種類のカテゴリに分類される。

  • A. Decentralized Exchange Protocols
    B. Stablecoins
    C. Lending Protocols
    D. Derivative Protocols / Prediction Markets
    E. Bundling Protocols
    F. Fund Protocols
    G. Tokenization Protocols
    H. KYC/AML/Identity(DID)
    I. Applications/Tools
    J. Analytics
    K. Misc

以下にこれらの簡単な説明および、代表的なプロジェクトを紹介していく。

種類 | A. Decentralized Exchange Protocols 

要はDEX(分散型取引所)プロトコルのこと。

ウォレット間で直にトークンをやりとり可能な(P2Pで取引可能な)分散型取引所。現在多くの人が利用する中央集権的な取引所とは違い、個々が保有するWallet同士で直接やりとりする形式になる。


種類 | B. Stablecoins

ステーブルコイン(別名ペグコイン)を発行しているプロジェクト群。

暗号通貨/ブロックチェーン界の基軸通貨であるBTCやETHは、高いボラティリティを持つ。そのため、それらはトークン群の換金やトークンの購入に不向きであるという問題がある。Stablecoinはフィアット(法定通貨)と固定レート(ex.1USD = 1TUSD)になっている暗号通貨であり、BTCやETH高いボラを解決し、ブロックチェーン上での取引においての資産毀損のリスクを減らすことを目的にしている。

また、ここに分類されるMakerDAOはロックされている資産・知名度ともに飛び抜けている。

ステーブルコインについてはこちらで細分化しています
【ステーブルコイン(Stablecoin)の分類・種類・一覧】

種類 | C. Lending Protocols

賃借を実現するプロトコル群。

DeFiの花形の一つ。暗号通貨の貸借を人間を介さずにプロトコルで実行するプロジェクト群。いわば、分散型銀行。日本ではCompound、Dharmaが特に有名。

種類 | D. Derivative Protocols / Prediction Markets

デリバティブ・予測マーケット

分散ネットワークでのデリバティブ(金融派生商品)も、DeFiのもう一つの花形。有名なのはdY/dX。ERC20発行トークンのペアの作成・発行・取引が可能なプロトコルを提供している。他Auger, Gnosisに代表されるPredictionMarket(予測)もこの分野。


種類 | E. Bundling Protocols

ERC20の「バスケット取引」を実現するためのプロトコル。

バスケット取引とは、複数の銘柄をひとまとめにして一括で売買する取引のことをいう。DeFiでのバスケット取引は、ERC20のトークンをひとまとめのポートフォリオにし、一つの新しいトークンとして流通させるプロトコルのことを指す。


種類 | F. Fund Protocols

FundProtocolとは、暗号通貨・トークンのトレードによって売買益を上げるような運用(いわゆるヘッジファンド的運用)をサポートするためのプロトコル群である。資産運用会社に利用されることを前提に作られている。取引における仲介人を排除するようなファンクション群が提供されており、たとえば売却のfeeの取得機能、現在の保有ポートフォリオの現時点の総資産算出、投資家/運用会社が各国当局のRegulationに適しているかの確認を、プログラマブルに提供する。

種類 | G. Tokenization Protocols

現実資産のトークン化プロトコル。ほぼほぼSecurityTokenに該当するジャンル群

証券のトークン化を実現するためのプロジェクト群。トークンが「証券」として認められ流通するためには、各国当局の規制に従う必要がある。証券は登録されるReguationによって、それを持つことができる投資家を制限する。投資家が規定の資産を保有しているか、規定のキャッシュフローを持つかなど、厳格に決められている。ETHのERC20のWallet間の転送は基本的に制限されないもので、法令に遵守しようとした場合その要件を満たしていない。これらに分類されるプロジェクトは、Walletに投資家の情報を紐付け、転送ごとにそれらが法令を満たした転送なのかをチェックするような規格を策定している。(ERC-1400等) 下記のプロジェクト群はそのような規制に従った規格を策定し、それらの規格をベースとしたトークン発行を浸透させるべく進めているプロジェクト群である。

種類 | H. KYC/AML/Identity

身分証明プロトコル。

ユーザー/会社の信用力・資格・身元証明を実施し、ブロックチェーンやIPFSにその情報を保管し、証明するサービスを展開するプロジェクト。Bloomはクレジットカードのスコアリングをベースにユーザーの信用力をスコアリング、Wyreはブロックチェーンに絡んだ金融プロジェクトの"BUIDL"を支えるために、金融プロジェクトと関係者間のお金に関する流れを信頼できるものにすることを目的としている。

種類 | I. Applications/Tools

DeFiでのアセット作成や取引を便利に「サポート」するためのツール群。

BloqboardではCompoundやDharmaの賃借や機能を、Bloqboard上の高機能なUIで統合的に扱うことができる。Multisはウォレットをマルチシグ化し、複数人での管理運用を行えるようにするもの。Settleはいわばトレード版のSlackで、チャット、ポートフォリオ共通管理、アプリケーションのストアを備えている。

このように、ここに分類されるプロジェクト群は、それ自体がトークンの発行や売買を執行するためのコードを直接的に備えているわけではない。既存のDeFiプロジェクトを便利に効果的に執行するためのサポートツールを提供している。

種類 | J. Analytics

ブロックチェーン・アナリティクス群

これらに分類されるプロジェクトは、ブロックチェーンの取引高やDeFiにロックされているトークン等をダッシュボードで閲覧するツール群である。

種類 | K. Misc

上記に分類されないその他のDeFiプロジェクト

ここに分類されるプロジェクトは競合はいないものの、DeFiの思想に当てはまった金融関連のそのほかのプロジェクトである。8xProtocolGroundhogは分散的なサブスクリプションを実現するためのプロジェクト。AZTECはblockchain上のプライバシーを守るためのプロジェクト。Centrifugeは請求書関連のブロックチェーンプロトコル化を目指すプロジェクト、などなどDeFiの可能性を感じさせてくれる様々なプロジェクト群が存在する。

参考文献

awesome-decentralized-finance 
https://github.com/ong/awesome-decentralized-finance#decentralized-exchange-protocols

Announcing De.Fi - 2018/08/31
https://medium.com/set-protocol/announcing-defi-an-alliance-of-decentralized-finance-platforms-f9ac78c39fba

Loopring Joins #DeFi to Build Up The Decentralized Financial System - 2018/10/19
https://medium.com/loopring-protocol/loopring-joins-defi-to-build-up-decentralized-finance-network-2b5dd62e4241


余談 #DopeFi

出所不明?だが、#DeFi を #DopeFi (ヤバイ・ファイナンス) と言い換えようというムーブメントが2019/2後半あたりからポツポツ発生。スラングの「Dope」とファイナンスをひっかけてる。

https://twitter.com/DharmaProtocol/status/1100450192094941189

#DeFiはどうあるべきか?という意図で、Dharmaがある日DeFiコミュニティに投げかけたSNSの言葉遊び。
「Dope(ヤバイ)」「Finance(ファイナンス)」で #DopeFi 。(多分)
あなたにとって"どうなったら"、ヤバイ・ファイナンスになりえるか? とちょっと砕けて理想論をコミュニティに問いかけている

早速サイトもできている。 ⏩ https://dopefi.org/

#SecurityToken(STO)関連

#DeFi | Decentralized Finance

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